書籍紹介

『車両を造るという仕事』

~元営団車両部長が語る地下鉄発展史~
   著者:里田啓

車両を造るという仕事

本書は、幼年期に鉄道に興味を抱きはじめた筆者が、帝都高速度交通営団、通称「営団地下鉄」に職を得て、平凡なサラリーマン生活を過ごした思い出をつづった一冊です。大学では機械工学を専攻し、定年に至るまでの33年間、主として新造車両の開発と設計に、鉄道事業者の立場で参画していた筆者の想いが語られています。現在では鉄道の安全性が非常に高まってきていますが、それは、多くの先輩たちが数々のトラブルを解決してきた経験から成り立っています。 筆者の貴重な経験の中から培われてきた大切なメッセージが伝わってくる一冊です。

掲載内容

序章  鉄道少年だった頃                 
第1章 鉄道をめざして
第2章 新米車両課員の日々
第3章 日比谷線3000系の開発
第4章 車両基地の新設と改良計画
第5章 新造車両輸送の仕事
第6章 5000系アルミ車両の設計
第7章 千代田線6000系アルミ車両の設計
第8章 初めての海外出張
第9章 千代田線直通運転と6000系量産者
第10章 新交通システムへの関与
第11章 ボルスタレス台車の試作
第12章 半蔵門線8000系の開発
第13章 車両部長の仕事
第14章 銀座線の近代化と01系
終章 二兎を追う者



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