InnoTrans 2022 出展報告

2022年9月20日(火)~23日(金)の4日間、鉄道業界最大の鉄道産業見本市「イノトランス2022」がドイツメッセベルリンにて開催されました。
イノトランスは、回を追うごとに展示スペース、出展者数、来場者数も拡大してきましたが、2020年に開催予定であった「イノトランス2020」がコロナの影響で延期となり、最終的に今回の「イノトランス2022」と合体する形での開催となりました。
JORSAとしても、今回で10回目の出展となりましたが、今回は組合企業8社に東京メトロ、JICAの2社を加え、合計10社にて共同出展を実施しました。今回は残念ながらコロナの影響で大規模に構えることができず、従来の様にホール7.2aの1棟を借り切ることはせず、ホール7.2aの約半分を使用する形での出展となりました。

イノトランス2022全体概要

今回は以下の主催者速報の通り、出展者数、来場者数ともに過去最高にまでは達しませんでしたが、コロナ禍にも関らず、連日大盛況の開催となりました。

  • 来場者数(トレードビジター):
約140,000人/131カ国(2018年:161,175人/149カ国)
  • 出展者数:
2,834社/56カ国(2018年:3,062社/60カ国)
  • 屋外展示車両:
128両(2018年:155両)

JORSA出展内容

JORSAパビリオンと言う形で、ホール7.2aの約半分を借りての展示でしたが、このホール7.2aは鉄道事業者中心の展示ホールであるCity Cubeと隣接し、更に世界のトップメーカーが出展するメイン会場と言えるホール3 & 4への通り道に位置し、ロケーション的に大変恵まれ、終日人通りが絶えず、多数の参観者に来場頂きました。
JORSAパビリオンの共同出展企業(10社)は以下の通りです。

JORSA Pavilion 共同出展企業: 

  • 近畿車輌
  • 日本信号
  • 東洋電機製造
  • ヤシマキザイ
  • NKKスイッチズ
  • 大同キャスティングス
  • コンビウィズ
  • 日本車輌洗滌機 (以上、組合員:8社)
  • 東京メトロ
  • JICA

booth

tokyometro

kinki

toyo

nipponsignal

yashima

combi

JCW

NKK

JICA

Daido

 

個別出展組合企業

個別出展組合企業は以下の通りです。

  • 日立製作所
  • 三菱電機
  • 総合車両製作所 (合計3社)

JORSAイベントについて

  1. コロナ禍でもあり、今回は恒例のJapan Day レセプションを開催しない事と致しました。
  2. 在ドイツ日本大使館 柳 特命全権大使ご一行にご来訪頂き、JORSAパビリオンと共に、個別出展企業のブースもご視察頂きました。
  3. 国土交通省 技術企画課車輌工業企画室 深田室長ご一行にJORSAパビリオンをご視察頂きました。

本格的握り寿司の提供

今回のイノトランス2022は、やはりコロナ禍での開催と言う事で、恒例のJapan Dayレセプションは開催することができませんでしたが、JORSAパビリオン内に寿司・バーカウンターを設置し、日本人の寿司職人による本格的な握り寿司を提供し、連日行列ができる程の大賑わいでした。海外顧客・関係者との商談や、ビジネスランチに大いにご活用頂けたと確信しています。

sushi

JORSAパビリオン

今回もJORSAパビリオン内にJORSA共通スペースを設けて、寿司・バーカウンター、3つの会議室、打合せテーブル7セットを設置し、共同出展者のみならず、海外顧客・関係者との打合せに有効活用頂きました。

JORSA

最後に

イノトランスは回を重ねるごとにその規模を拡大して来ました。今回コロナ禍により4年ぶりの開催となり、規模的には前回(イノトランス2018)には及びませんでしたが、withコロナを象徴するイベントの再開となりました。
次回のイノトランス2024は2024年9月24日~27日にメッセベルリンにて開催予定です。JORSAとしては、次回イノトランス2024にもロケーションの良い同じホールを確保し、組合企業及び関連企業と一致協力し、JORSAパビリオンとして出展を予定しています。
コロナ禍での展示会事業の推進はやはり大きなチャレンジであることがよく理解できました。コロナ流行の波が来るたびに、イノトランスが中止・延期になるのではとの懸念に直面しながら、事業を推進してきました。コロナ禍に加え、ウクライナ問題も勃発し、資源価格・物価の高騰が発生し、更には世界中のロジスティクスの混乱と港湾ストライキにより、船荷が展示会の開幕までに届かない懸念も生じ、最後の最後まで気の抜けない事業推進となりました。今回、何とか無事にイノトランス2022を開催できたのも、共同出展者の皆様方のご支援とご協力の賜物と理解しており、改めて心より御礼を申し上げます。



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