InnoTrans2018~鉄道見本市~出展報告

2018年9月18日~21日の4日間、世界最大の鉄道産業見本市 “第12回イノトランス2018”(隔年開催)が、独メッセベルリンにて開催されました。
イノトランスは、回を追うごとに展示スペース・出展企業数も拡大しておりますが(詳細後述)、JORSAとしても、今回で9回目の出展となりました。今回は、組合企業10社と東京メトロ、鉄道総研、そして今回イノトランスに初出展されたJR東海の3社を含め、計:13社にて、前回同様、ホール7.2a(1,218 m2 ) にて、唯一日本企業のみでひとホール全体を借切る形で出展しました。
 
 

イノトランス2018 全体概要

今回は以下主催者速報の通り、出展者数、来場者数ともに過去最高を記録し、期間中好天にも恵まれ、連日大盛況でした。
・来場者数(トレードビジター):約160,000人(2016年:137,391人)
・出展者数: 3,062/61カ国(2016年:2,955/60カ国)
       うちドイツ国外からの出展者の割合:52 %
・展示車両(屋外展示): 155 (うち10台はバス)

JORSA出展内容

JORSAパビリオンという形でホールを一棟借切っての出展は、今回で4回目となりますが、このホール7.2aは、前回新たに追加建設された鉄道事業者中心の展示ホールである入口近くのCity Cube に隣接し、更に世界トップメーカーが出展するメイン会場と言えるホール3 &4への通り道に位置し、導線・ロケーション的に大変恵まれ、終日人通りが絶えず、多数の参観者が来場しました。
 
以下が、今回のJORSAパビリオン共同出展者およびJORSAメンバー単独出展企業です。

JORSA Pavilion 共同出展企業:    

三菱電機、ナブテスコ、新日鐵住金、近畿車輌、京三製作所、日本信号、東洋電機製造、大誠テクノ、ヤシマキザイ、林総事 (以上 組合員:10社) 
 
鉄道総合技術研究所、東京メトロ、JR東海 (合計:13社)
 

個別出展組合企業:

日立製作所、東芝、富士電機、日立二コトランスミッション、総合車両製作所(JR 東日本ブース内に共同出展)(合計:5社)

JORSAイベント・アトラクションについて:

(1) JAPAN DAYレセプション
恒例のJAPAN DAYレセプションを、2日目の9月19日(水)16:30~約2時間開催しました。事前に日本企業各社よりレセプション招待状を世界の顧客多数に配布頂き、参加者数も年々増加し、今やイノトランスにおける日本の一大イベントとして認知、定着してきました。
レセプションでは、JORSA村山理事長の開会挨拶にはじまり、来賓の在独 八木特命全権大使、ドイツ国鉄(DB)ビューラー氏(国際調達部門アジア事務所)、そして国土交通省 川口技術企画課長にご挨拶頂きました。会場には、出展日本企業メンバーのみならず、海外顧客、日本からの来訪者、海外関係メーカー等、約1,000人を超える方々にご参加頂き、大盛況となりました。
握り寿司、升酒も大好評で、JAPAN DAYレセプションを通じて、ご招待した海外顧客との交流を十分深めることができました。

(2) 本格的握り寿司の提供:
 毎回好評なため、今回もJORSAパビリオン内に寿司バーカウンターを設け、日本から帯同した寿司職人による本格的握り寿司を連日提供しました。特に、今年は、ネタ(現地手当)も新鮮かつ豊富で本場の握り寿司が提供でき、連日、行列ができるほど大賑わいで、皆さんに大変喜ばれました。
 
(3) 和菓子作りの実演:
今回、新しい試みのアトラクションとして、日本から和菓子職人を招いて、目の前での伝統的な和菓子作りの実演(その後に試食)を一日3-4回行いました。 
不評では?と不安でしたが、優美、繊細、細工に富んだ和菓子は、世界的な日本食や伝統文化への人気もあり、予想以上に大好評でした。
常時、和菓子カウンターには、色鮮やかで細やかな細工の和菓子10数個をデイスプレーし、来場者は綺麗な和菓子に見とれ、写真に収めていました。
実演後、30個程度を和服コンパニオン2名が配布し、試食して頂き、これも大変な人気で、客寄せを狙ったアトラクションでしたが、日本文化やおもてなしの心も伝えられたかと思います。
 
(4) セミナー開催、海外顧客ミッション来訪:
会期中、以下セミナー・VIP面談をパビリオン内で実施しました。
--1) サイトセミナー(鉄道総研、日本信号)

  • 2) 国土交通省 吉田 審議官一行の参観
  • 3) 国土交通省 川口 技術企画課長の参観
  • 4) 日本大使館 八木大使一行の参観
  • 5) 多数の日本からの鉄道関連視察団
  • 6) 各社による海外重要顧客との面談
  • (5) JORSAパビリオン内外 :

    --1) 昨年同様、車両展示場前の目立つ外壁面に大きなJORSAパビリオンの屋外広告を設置し、JORSAパビリオンのPRと集客に努めました。

  • 2) 今年も、パビリオン内に展示企業のブース社名が一目で解るよう、各社毎に統一したロゴタワーを設置しました。
  • 3) パビリオン内にJORSA共通スペースを設け、寿司・バーカウンター、
  • 和菓子実演テーブルの他、4つの会議室、応接セット(3セット)、

    オープン打合せテーブル(6セット)を設置し、JORSA出展者のみならず、
    日本からの出張者の打合せと歓談に有効利用頂きました。

    【最後に】
    イノトランス展示会は、回を重ねるごとに、規模を拡大しており、出展企業、来場者数は増加し、その重要性は益々高まるばかりです。
    次回の”InnoTrans 2020”は2020年9月22日~25日に同じメッセベルリンにて開催予定です。次回は、更に屋外車両展示場の横にHall 27(10,000 m2)が新設され、益々出展企業が増える見込みです。
     
    JORSAとしては、次回イノトランスにも、ロケーションの良い同じホールをなんとか確保し、組合メンバーおよび関連企業と協力し、JORSAパビリオンとして出展を予定しています。
       
                                     以上



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