イギリス スコットレール向け 近郊輸送用電車「Class385」
製造元 | 株式会社日立製作所 |
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仕向け先 | スコットレール(イギリス・スコットランド) |
運用路線 | スコットランドのエディンバラ~グラスゴー間の他、スコットランド内の各電化路線 |
製品名 | AT-200 |
受注/納入/船積年 | 2015年受注 |
営業運転開始/投入 | 2018年営業運転開始 |
2015年3月、日立は鉄道運行会社であるAbellio社(MBO完了後、現在はTransport UKとなっている)からClass385車両234両の納入および10年間にわたる車両保守事業を一括受注し、2018年からスコットランドの各路線で営業運行を開始した。
Class385は、グローバル市場向けに開発してきたAT-200をベースに、車両構成のフレキシビリティと最大限の標準化をめざして開発したものである。2022年に営業運転開始から4周年を迎えた時点で、車両の稼働率は英国でトップ3を維持している。過去1年間の平均MTIN(Miles per Technical Incident, 技術的障害のため3分の遅延またはキャンセルが発生した事故間の平均走行距離。列車の技術的信頼性を測定する指標)は52,212で、業界平均の3倍以上となった。100%電気で走行するClass385は脱炭素化にも大きな役割を果たしており、4年間で14,600回以上のロンドンと東京間の往復フライトに相当するCO2排出量を削減した。