タイ国鉄バンコクレッドライン向け鉄道システム一式
製造元 | 株式会社日立製作所、三菱重工業株式会社、他 |
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仕向け先 | タイ国鉄(State Railway of Thailand:SRT) |
運用路線 | SRTレッドライン |
製品名 | 車両:AT-1000/AT-2000 |
受注/納入/船積年 | 2016年三菱重工業、日立製作所、住友商事のコンソーシアム(MHSC)で受注 2019年車両船積開始 |
営業運転開始/投入 | 2021年営業運転開始 |
2016年、MHSC(Mitsubishi-Hitachi-Sumitomo Consortium)はSRTとバンコクレッドラインプロジェクト向け機電システム設計・建設契約を締結した。軌道、給電、信号、通信、料金徴収、デポ機器、車両等を含む鉄道システム一式のフルターンキー契約で、三菱重工は車両以外の鉄道システムの設計・建設と技術リーダーを、日立はアルミニウム合金製軽量車両25編成(130両)の設計・製造を、住友商事は商務リーダー等を担当した。軌間1mで最高速度160kmを実現し、設計上は3分間隔の運行が可能。
本プロジェクトはタイ政府が進める大規模事業計画の一つで、バンコク市中心部Bang Sue(バンス―)駅を起点とし、北に26.4km、西に14.6km延びる、ほぼ全線高架の鉄道路線建設プロジェクトである。北線の土木建設部分(駅・高架)は日本政府からタイ政府へ供与される円借款、西線の土木建設部分はタイ政府自己資金で建設されたが、鉄道システムは西線の軌道を除き全てMHSCで設計・建設した。北線・西線ともに将来の延伸が計画されている。