ドーハ メトロ 車両がiF デザイン賞とRed Dotデザイン賞を受賞

 JORSA組合員である近畿車輛株式会社が、2019年に全線開業予定のカタールレール・ドーハメトロ向け車両を供給します。(国営カタールレールは、首都ドーハにレッドライン・グリーンライン・ゴールドラインの3路線を計画しており、2018年10月末から順次営業開始予定。2019年10月末には全線が開業予定。)
 
 この車両デザインがドイツの国際的なデザイン賞であるiF賞とRed Dot賞を受賞しましたのでご紹介致します。

近畿車輛株式会社 2017年8月

 近畿車輌では、三菱重工業、三菱商事、日立製作所、タレスとコンソーシアムを組み、中東・カタール国の首都ドーハに無人運転のカタールレール・ドーハメトロを受注、現在建設中です。
 当社は225両の車両を供給しますが、このほどそのデザインがドイツの国際的なデザイン賞であるiF賞とRed Dot賞を受賞しました。
 iF賞は60年以上の歴史を有し世界的に認められたデザイン賞のひとつです。今年は世界59ヶ国から5500点の応募があり、鉄道車両として当社の車両が選ばれました。
 Red Dot賞も1955年以来の歴史と高い知名度を持つ国際的な賞です。54ヶ国から応募があった中で、同じく当社の車両が選定されました。
 今回の受賞は、使用環境を表現した独自性と高速無人運転の技術、そして当社デザイン室のデザイン品質と、それを高品質の車両にまとめ上げた設計、製造技術が高く評価されたものです。
 デザイン開発は当社デザイン室がドイツのデザイン会社・トリコンデザインAGの協力を得て行いました。先頭形状はアラビアの馬をモチーフとしてスピード感と無人運転の知性を表現し、従来にない側窓形状によって編成全体をダイナミックな印象としています。塗装色も現地の環境に着想を得たもので、駅舎の造形テーマをアレンジした塗分けとしています。
 室内はカタール社会の慣習を尊重して3種類の客層を想定し、3両編成の中にゴールドクラス、ファミリークラス、スタンダードクラスの各客室が設けられています。
 レッドライン・グリーンライン・ゴールドラインの3路線(合計37駅)が計画されており、レッドライン(サウス)は2018年10月末、グリーンラインは2019年4月末、そして同年10月末に全線での開業が予定されています。

kinki



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